・・・数分後

「激カワユス!!全然違うよ!スッピンもいいけどウチはこっちの方が好き!」

「大人っぽくなったね」

『ありがと~!』

あたし童顔でいつも実年齢より下に見られるから悩んでたんだよね。化粧してよかったかも。

「絶対彼氏できるよ!保障するっ♪」

「あたしも」

『えへへ~♪あ、そういえば2人は彼氏いないの?』

「「いない」」

2人ともいないんだ。すっごく美人なのに。

「ウチ、最近フラれちゃってさ。別れた理由がマジ意味分かんないのっ!」

「【俺、お前とは合わないから。ごめん、分かれよう】だっけ?」

「そうそう。酷いよね。まじウチの時間返してって感じ」

「柚梨はそのうちまたできるっしょ」

『亜季奈はどうして別れたの?』

「直接は聞いてないけど、噂だとあたしがクールで女にモテるから嫉妬したんだって」

『そ、そうなんだ;』

亜季奈は美人だけどカッコイイもんなぁ。女の子にモテるのも分かるかも。

「沙夜は彼氏いるの?」

『あたしはいないよ。てかできたこともないし(笑』

「へぇ。以外!モテてそうだけどなぁ」

『あたし、好きな人とかはいたんだけどすぐ冷めちゃって。でも高校ではたくさん作りたいなぁ・・・みたいな』

「すぐできるって」

「今度3人で合コン行こっか!」

合コンかぁ。でももしかしたらカッコイイ彼氏ができるかもだよね。

ここは賛成しちゃおう☆

『行きたいっ!』

「行こ行こ~」

キーンコーンカーンコーン・・・


そんな軽い決断が悲しい事を招くなんて

あたしは思ってもいなかったんだ。