「ねぇ、起きた?」 何処からか声が。あぁ、海だ。 私が朝日が零れる窓にいるとその後ろにドアにもたれ掛かって私を眠たそうな目で見ていた。 寝ぐせ頭にちょっとブカブカのパジャマに普段の態度を照らし合わせると不思議と笑える。 「う・・・うん!」