「お邪魔しますっと。」

ご丁寧にスポーツ靴を揃える海。
たぶん私はその時、頬を膨らませて機嫌最悪の状態だった。

「ねぇ、怒ってる?美菜ちゃん??」

「そーかも、知れませんね。」

たぶん、その言葉は棒読み。怒ってます。機嫌悪いですオーラがムンムンの私、

「お腹、減らない?」

「減りませんっ。お菓子食べました。」

「そっか・・・なんか作ってイイ??」

「あぁ・・・いーんじゃないっすか?」

たぶん、私の言葉は喧嘩腰・・・

「んじゃっお構いなく入りますよっと♪」

(さっきまで、あんなに機嫌悪そうにしてたのに・・・意味分かんないよ・・・)

「あれ~キッチン何処~」

(あーもー。世話が焼けるな・・・ったく。)

「こっちっす」