声は萩本勇樹だった。

彼は美術部の部長。



「また絵、書かない?」

「書かないよ…」



「書けよ。あんな絵お前にしか書けないよ!」


「兄貴が死んだからってなんでお前が絵を書けなくなるんだよ!!」