久しぶりに夢を見た。
お兄ちゃんが死んだ日の夢。
もう色のない生活も慣れてきたな…。
リビングに行くといつもの様に楽しそうな食卓。
妹は退院できるまでに回復し
今では学校にも行っている。
「由佳…何回言ったらわかるの?私たちが食べ終わるまでリビングに来ないでって言ってあるでしょ!?」
「学校遅れるから。」
「それなら私たちが寝てる間に出てってちょうだい!!」
「だめよお母さん。そんなに怒っちゃお姉ちゃんかわいそう。」
あたしはもうこの家族じゃないみたい。
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