「髪も切ったんだー」


「…うん」



それだけか…。

「あたし行くね」


あたしは掛川を背にして歩きだした。


バンッ!


音とともに頭に激痛が走った。

「いったあーい!!」


あたしはうずくまって必死で頭を撫でる。