「本当に痛いなら叫べよ、デカイ声で」





「…うん」







「恋愛もいっしょだろ?好きなら言えよ、好きって」










頷きかけて止まった。






「す、好きとかそういうんじゃ…」




「あ゛ーーもう、ウザい!!」









奏はくしゃくしゃっと頭をかきむしる。







「お前はユリちゃんのことが好きなの!」