自転車をずかずか保健室内に持ってくると、




注意も聞かない奏は俺を後ろに乗せた。







「じゃ行くぞ、足痛かったら言えよな」








奏は二人乗りに慣れてる。




だから安心して乗れる。







夕日が山に沈んだころ、俺は家に着いた。