俺は自分の耳を疑う。 「ほんとですか?!」 「嘘なんて言ってもしょうがないじゃない。そのかわりものすごくつまらなかったら、今後一切話しかけて来ないでね」 というやり取りがつい先日のこと。 そして、今、俺の前には私服の花先輩が。 制服とはまた雰囲気が違う。 「で、今日はどこに連れて行ってくれるの?」