「幹部のもんも
 集まってるんか?」

「はい」

開かれるドア・・・

部屋の中には、一新だけ
他に幹部の者達は誰一人
いない。

「篠の兄貴、これは
 どういうことですか?」

煙草の吸殻を灰皿に捨てる
一新。

「二代目、よくご無事で・・・
 タスク、お前も遠いとこ
 ご苦労やったな
 
 悪いが、しばらく
 外してくれるか

 二代目と二人だけで
 話がしたい」

「それは・・・」

「タスク、イッシンの
 言うとおりにして」

「はい、分かりました」

一礼して、部屋を出ていく祐

閉まるドア・・・