「・・・
 でもな、これが私の
 復讐のやり方や

 アンタは、私に骨抜きや
 
 殺した男と、その妹を
 アンタは二度と忘れられへん

 二度とな・・・」

忘れんといて・・・

私の事、二度と。

貴方は、左側の口角をあげて
微笑した。

「ああ、そうだな
 お前の言うとおり
 俺は、二度と忘れられない

 お前の兄貴の死霊に
 取り憑かれ
 触れる事の適わない
 お前に恋焦がれて
 この世に生き続ける
 死ぬことも赦されない

 お前の復讐は、成功だ」

復讐は、成功・・・