一歩踏み出してしまう足。

その時、私の手首を
思いっきり握り締める、祐。

痛いほど強く。

「(二代目に)触れたお前を
 殺したい」

決して感情を表には出さない
祐の瞳が鋭く尖る。

祐・・・

「タスク、痛い」

「すいません」

祐の手が放れ
私の手首は赤く染まる。

「チカ、お前
 
 知ってるのか?」

その時が来た

真実を話す時

別れの時・・・