『おれのもの・・・』

その言葉があれば
私は生きていける。

汗にまみれた貴方の体の上に
体を重ね、瞳を閉じる。

「風呂、入る?」

「ううん、後でいい
 
 食器、片付けたい」

「そうか
 じゃあ、お先」

貴方の背中に刻まれた
観音さま

私は、あなたになりたい

あなたになれば、弦の傍に
ずっと居られる。

ずうっと、弦と一緒

弦を独り占めできる

アンタが羨ましい・・・


涙は、流れて


流れて


明日が、今日になるよ・・・