「あわわ!;;」と戸惑う私。

帆波さんは、「お礼は子供、見せてくれたら良いよ」と言う。



「今日も楽屋に来てますから、いつでも…」



私がそう言うと、「じゃあ後で会いに行く!」と、私から離れて、Ryoさんの隣へ行ってしまう。

私は目の前に立つ聖の背中を押しながら、セットから離れる。



「何、話したんだ?」



「え?内緒(笑)」



私が聖にニコッと笑うと、「不意討ちだろ…」と、私の頭を小突いた。

三吉さんに預けてたペットボトルの天然水を受け取り、一口飲むと、あっという間に収録が再開された。