春風さんに「零士は良いの?」と言われて、「はい!」と、私は珍しく、零士が居なくても笑えた。

ブランコや滑り台でポージングをしながら、笑ったり、クールさを利用したり、今までで一番の出来映えの写真が出来た。



「うん。俺が見込んだ通りだよ」



「…だと良いです」



春風さんとベンチに座り、缶コーヒーを飲みながら、話す。

話を振ってくれる為、私は返事を返すだけだからやり易い。



「零士って、名前カッコいいな」



「え、顔は褒めてくれないんですか?(笑)」



春風さんは、共演して来た元カレたちモデルとは、明らかに違う。