――ドスッドガッ

殴っても蹴っても笑っている。

「あはは、今のはちょっと痛かったかもぉ~。」

こいつって…まぢ何!・もしかしてM!!?

本当にキレた私は空架の胸ぐらを掴んでこう言った。

「あんた、何の目的があんの?」

それに対して空架は

「そんなの潰す為に決まってんじゃん。」

と簡単に答えた。その答え方に私はイラッっときた。

「そんなの、正々堂々と戦えばいいじゃんか!!もうこれ以上、私と愁夜を傷つけないで…。」

気が付くと目からポロポロと涙が零れ落ちていた。

「あはは、なんで泣いてんの?」

「…分か、んないし…。」