「よし。これであいつは絶対に来る。くっくっく…。たまんないねぇ。」

水恋組の若頭、空架が言った。

「何したの!?」

私が叫ぶ。嫌な感じがした。

「あ?暁の頭にメール送っただけだし。さっきの写真付きで…!!あはは!!おかしー!!」

狂った様に笑う空架。…こいついかれてる。

 ――ガン

私は怒りのあまり鉄の牢屋の柵を蹴った。意図も簡単に折れ、私は空架に殴りかかった。