そう言って部屋を出る。自分の気持ちから逃げるようにして…。

ハゲの横を通り過ぎる。←名前分かんない。

「あっ。若の彼女!どおしたんすかぁ?」

「うるせー。」

八つ当たり…。だめじゃんこんなん。私、超かっこわる。

「さよなら。」

ハゲは私の事を驚いた目で見ている。そりゃーそうよね。

私の外見、お嬢様的な感じだし…。そんな子に突然、「うるせー」って言われたらびっくりするわ。

なんにも悪い事してないのに…。悪いのは私の気持ち…。

愁夜の声がする。けど私は構わず家を出た。