僕が好きになったのは
鈴木 まゆでした。

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2011年8月。今は夏休み。本当は女の子たちとプールや海いっていたはずなんだけど、部長は女の子たちと話せないのせいか僕らがちょっと遊んでいくことを知った時、急にバスケの練習試合入れてくる。
今日もそうだ…
だから、部長は蒸し暑い体育館を選んで先輩達と練習試合をやっているのだ。
「あぁ~!クソッ」
僕は手をひざについて弱音を吐いた。
周りからは僕の名前を呼んでいる人もいれば、奇声を出している人もいた。
正直、僕らはイライラしていた。ただえさえ、シャツがへばりついていてイライラしているのに周りからさらに声が聞こえて集中できない。
「晃!パス」
誰の声なのかわからないけど僕にボールが回ってきた。きっと疲れてうてないんだと思う。
「ちっ」
僕は時間と点数をみた。[後、5秒。二年、43。三年、45。]

よし…いける!
僕は先輩を振り切ってその場でシュートをした。パシュ
綺麗な音が体育館に響いた。
僕の得意な3Pができた。
観客はきゃーとか嬉しい叫び、先輩達は別の意味で叫んだ。
きっと後輩に負けたプライドがあったのだろう…。