三人でおばあちゃんの病室へ


おば「眠ってる間に終わっちゃうよ〜!」


祖母「そうだね〜」


母「大丈夫だよ。」


私「うん。」


祖母は若干不安げな表情をしていたが弱音ははかなかった。


昔から家のおばあちゃんは弱音や愚痴は一切言わない人でした。


人の嫌味も聞いた事ない。

平和主義で揉め事、争い事が大嫌いなおばあちゃん。

本当におばあちゃんは強くて心が広く暖かい人だ。


将来私はこんなおばあちゃんになりたいと思うぐらい偉大な人でした。


そんな人だから回りからも慕われていた。


そんな自慢な私のおばあちゃんだからこそ


こんな人が病気になる意味がわからなかった。


神が本当にいるなら
神なんて昔から信じてなかったし大嫌いだった。


それより私は手術の成功を祈るばかりであった。


看護士「ちえさ〜ん。そろそろ行きますよ〜。」


祖母「はぁ〜い。」


手術の時間が来て私たちは手術室前に向かった。