「もういい。私帰る。教室に鞄置きっぱなしだし」 「一緒に行く」 「いいよ。確か仕事でしょ」 「彼氏だからな」 「・・・好きにしたら」 そっぽを向く空の頬はまだ少し赤い。 「!!・・・何」 「手繋ぐくらいいいだろ?」 「・・・」 素直じゃないのがまた可愛い。 最初はこいつのことが嫌いだったのに・・・。 俺、やっぱ可笑しくなったのかもしんねぇ・・・。