「コウ!ボサッとしてんなよ!!おろすぞ!!」

「はっ!すいません!!」




思わず見惚れてた・・・。



「・・・コウ。ちょっと座って」

「は?」

「高橋さん。イスとかありますか?」

「あぁ。あるよ。いま持ってこさせる」

「ありがとうございます」




何する気だ?




「コウ。座って」

「あ、あぁ・・・・」



イスに腰を下ろすと後ろから抱きしめられた。



はっ!?意味わかんねっ!!



いきなりなんだよ!?



「私に合わせて」



耳元で囁かれた声に少しドキッとした。




・・・ドキッ?ドキってなんだ?



何で俺がこんな女に・・・。