「お前、ホントに女かよ・・・・」
「残念だけど生物学上は女だよ。どうでもいいけど、さっさと離してくれないかな」
「・・・お前ムカつく」
「それはどうも」
早く帰りたい・・・。
「お前家どこだよ?」
「は?なんで?」
「送っててやる」
いや、頼んでないし・・・。
「いいよ。君、明日も仕事でしょ?」
「光夜だ。明日は昼からだから大丈夫だ」
・・・これは何言っても引かない感じだね。
ハァ~・・・・仕方ないなぁ・・・。
「二つ先の駅。親に見つかったら面倒だから近くにコンビニまででいいよ」
「わかった」
不本意ながらこの俺様男に送られようと思います。