「ねぇ…!りぃちゃん」
幼い頃、君は無邪気に笑っていたね。
愛ちゃん。
「なあに?愛ちゃん!」
「ほら、クローバー。」
「クローバーだあっ!
いいなあ…。」
「はいっ。」
君はクローバーを乗せた右手を差し出した。
「え…?」
「あげる!」
無邪気に笑った君はすごく綺麗だった。
輝いていた。
「いいの…?」
「うん。だって、りぃちゃん大好きだから!」
「あたしもだよ!」
なんて言ってたね。
懐かしいような、悲しいような思い出。
まさか、こんなことになるとは思わなかったから…。
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