ガチャ

「あ、梅。帰ってたの。」

「……」
寝てないんだ。

「相変わらず、不気味ね。」

「……」

「無視するの。」

「……」

「まぁ、いいわ。このバッシュ、洗ってくれない?明日…いや今日か、使うから。私が学校行くまでに洗って乾かしておいて。」

「……」

ドサッ

桜は私にまたがり、シャーペンを私の眼に向けてきた。

「わかった?あなたみたいな脳なし、話しかけてやってるだけでも感謝しな。」

「はい…」