二人が新しい道に進み、なかなか二人が会うことも自然と少なくなっていた。






涼子はママからの信頼も得て、チーママへなり、経営にも携わっていたため、昼の仕事と両方こなすことで手一杯だった。






そんな中、二人が連絡しなくなって半年が過ぎたある夜、突然、涼子の家に美里が訪ねてきた。






「美里!久しぶりね。どおぞ」






涼子はドアをあけ美里を招き入れた。






美里は半年前よりさらに美しさに磨きがかかっていた。同性でも見とれてしまうんだ、男なんてもっと特別な感情を抱くだろう。







美里はいつもの落ち着いた独特な雰囲気を保ち、涼子の家でくつろいでいた。






しかし、どこか、体調が優れなさそうにもみえた。







「なんか、あったの?」






無言でくつろいでいるときは、話したいことを話すタイミングを見計らってるところだった。






その性格を知っているため、涼子は少し心配になった。