二人は、ミュールも選び、全身コーディネートすると、お茶をした。







「やっぱり、平日っていいね。買い物しやすい」






美里は満足気に言った。






「そうね。買い物なんて久しぶり、楽しかった」






「涼子は学校サボるのも初じゃない?テンションあがるよね」






「確かに…、最近つまらなかったし、サボるのもたまにはいいね」






優等生な涼子。






学校から信頼されている涼子が、まさかサボっているなんて、誰も想像していないだろう。







涼子にとって、サボることは少し罪悪感はあるが、刺激があり、久しぶりに楽しめていた。







「でしょ?」







美里は悪戯な笑みを浮かべて、言った。






「ただ、あんたはサボり過ぎ」






美里は反省したふりをして「はーい」と言い、二人は笑いあった。