「や…ママ…っ」


「自分がしたことわかって
んの!?」



そう言って、
あたしの首に刃物を
押し当てた。




床には生ぬるい血が
少しずつ流れた。




「やだ…やめて…っ」





あたしは、一生懸命叫んだ。




「和哉…っ」



「愛羅…死んで?」





ママは刃物を振りかざした。




もうだめだ。

そう思った。