「百合が幼稚園に
通いだした頃だったかな…
ある日,パパにこう言ったんだ。
『百合ね,パパの
お嫁さんになる!』って。
その言葉が嬉しくて…
今日まで忘れたことなかったよ
でも…百合はパパじゃなく
俊くんのお嫁さんになるんだな…」


それって……


「パパ…
俊ちゃんのお嫁さんになっても
私は,ずっとパパが
大好きだよ!!」


そうか…と笑ったパパ。


「俊くん…
百合を頼んだよ。」


「はい…
絶対に幸せにします」


パパとママは
今までみたことないくらいの
笑顔で結婚を許してくれた