バスに乗りバスの中では皆が大騒ぎ。
私はぼーっと先生の事を考えていた。

お昼は一応奈美と約束してるけど、先生と二人で食べれるかもしれないと奈美にも伝えてある。

奈美は私の恋をすごく応援してくれている。
奈美自身は何人かに告白されたみたいだけど全て断ったみたい。

バスの中でカラオをしていた。

あれ?バスの中が騒がしい。
隣に座っていた奈美が

奈美「中ちゃんが無理矢理歌わされるんだってー。」

先生の歌つ!?

私は急いで立ち上がり先生が座っている前方を見るとマイクを嫌そうに持った先生の顔ご見えた。

わっ。本当に歌うんだ。
何歌うんだろう?

私が先生を見ていると先生と目が合った。
先生は微笑み歌がはじまる。

あれ?この歌。

先生が歌おうとしている歌は私が先生の車で聞いた洋楽だった。

先生の歌声はすごくきれいで私は先生の顔を見ながら聞き惚れていた。

私と先生の思い出の歌だ。
こんな歌を微笑みながら歌われると勘違いしてしまう。

先生の歌声が体の中に入ってきてドキドキする。
生徒たちも先生の歌声に聞き惚れている様子。

先生の歌が終わると皆の拍手がバスの中に響きわたる。

皆から上手い!など声をかけられて照れくさそうにしている先生の顔が見えた。