後ろには中田先生が。

中田「野上大丈夫なのか?俺とぶつかってどっか打った?」

奈美「そうみたいなんですー。先生送っていってあげてくれませんかー?

奈美が私の顔を少しチラッと見ながらそう言う。

中田「野上本当か?まず保健室行くか?」

桜「大丈夫です...。すみません。」

奈美「何いってんのよー。一応先生に見てもらっておきなさい。」

中田「じゃあ俺が責任もって送り届けておくよ。松本すまねーな。」

奈美「いえ。お願いします。」

二人で勝手に話しを進めている。
でも奈美が気をきかせてくれたのかな?

中田「立ち上がれるのか?なんなら抱いていこうか?」

奈美「そうしてもらいなよー?」

奈美はニヤニヤしている。

桜「え。だ、だ大丈夫です!!自分で歩けます!」

でもまだ足に力が入らない。
先生がドキドキする事を言うから余計に...。

中田「ほらやっぱり立てないんじゃねーか。」

私の体が宙に浮く。
え?私先生にお姫様抱っこされてるのーーー!?

先生のにおいと温もりがまた私の体を支配する。