12人のうちの一人が下品な顔で下品な発言をしながら寄って来る。


「飼い猫ちゃん、殴り合いよりイイコト、しよ……っ!」


しかしその言葉は最後まで届かない。発せられないのだ。


無論、私の美しい上段回し蹴りがしっかり顔面にヒットしたからである。


この場の空気がざわつくのが分かる。ギャラリーも、残りの11人私を驚愕の目で見ていた。


「キモいんだよ、このチンカス。残り11人のチンカスもさっさと来いよ。まーじ時間の無駄だからさ」


私の挑発に乗った11人のチンカス共が一斉にこちらへ向かって来る。


共通の敵が出来れば一致団結ってか。何人揃おうがチンカスなんだから無意味だっての。


チンカスはチンカスらしく、綺麗に洗われて消えちまえ!