「クク……それに、ひよこは大変になるぜ?俺と春風、どっちかを選んでもらうんだからな?」


「うーわ、忘れてた。それ以外って選択肢はナッシングな感じ」


冗談めいた返事に、皆川会長は不敵に笑う。うう……この先、更なる試練の予感。


「ちょ、ちょっと待った!あの、その会話……皆川先輩、まさかひーちゃんに!」


「ああ、告白したぞ、とっくの昔に。バレンタインの日だったか?」


その皆川会長の返答に、顔を真っ青にする春風。


「ありゃー、こりゃ大変」


「楽しみになりそうだねぇ、ひよこ争奪戦!」


アッキー先輩やあおちゃんは楽しそうにしてるが、争奪される私の身にもなってみろ!バカヤロー!