父さん母さんが餅つきを始めると、興味津々の皆川会長、あおちゃん、ハーフ君。


影兄の彼女さんとお友達の女の人はハーフ君のあれに慣れてるらしく、特に気にしてない。


まぁボンボンズに慣れてる私と春風も、もちろんリアクションもなく龍兄の手伝いで七輪を増やして暖めたり、食うのに使う調味料やあんこ、お汁粉、海苔の準備をしている。


「おじさんそれ楽しそう!俺も俺もー!」


「いいよ、やってごらん!」


「止めとけ父さん。あおちゃんにやらせたらうちの木槌と臼壊れるわ」


私が止めると、あおちゃんはぷーと頬を膨らまして拗ねる。


そんな可愛い顔しても、バカ力は事実だろうが。うちの恒例行事の大事な道具を壊されてたまるか。