その奇想天外な行動に、思考どころか体の全てが停止してしまい、どうして良いものか、自分でも分からなくなる。


「ふーん。ピンクと黒のレースか。まあまあエロいな。意外だ」


それが私の今日のパンツの色を指していると分かり、自分でも分かるくらい顔が熱くなる。


「石葉陽菜子、壮平のオモチャ決定だな。ドンマイ」


右隣にいた赤毛は私に哀れみの笑みを向け、眉毛を下げて苦笑い。


「よろしくねーひよこちゃん」


後ろのねぼすけは、相変わらずへらへらとそう言う。


「ぴ……ピンクと黒のレース!う、内股に、キス。う、うぁぁぁ高校生スゲェェ」


左隣の春風は、さっきの会話と皆川壮平の行動に顔を真っ赤にして両頬を手で覆っていた。


……私の高校生活、一体どうなってしまうんだコノヤローっ!