「おおおー……世界がひーちゃんと一面屍になってる」


「ちっ!ニーソが砂鉾で汚れやがった。どうしてくれようかこいつら」


開始から7分と38秒。グラウンドに立ってるのは既存の生徒会メンバーのみ。


砂鉾を払う私を見て、皆川会長は不敵に微笑んだ。


「皆川会長テメェ、なんだその笑みは。胸糞悪いな。このチンカスの屍に一緒に転がすぞコラ」


「いや、この感じだと、三学期はねぇだろうと思ってな。攻防戦」


それを望むよ、私も。


「勉強したいから私は帰る。……いや、先輩方、私と春風の勉強見やがれ」


私がチンカス共を一掃してやったんだ。それくらいしやがれってんだ。


……しかし、翌日から、私がチンカス共を一掃したことでレジェンド扱いになろうとは、この時は思ってもみなかった。最悪、だ!