「仕方ないから、勉強見てやろうか?俺様が、特別に。ん?」


皆川会長は頭もかなり良い。見てもらえば成績も必ずや上がるだろう。しかし、甘い話には裏があるに違いない。


「あのさ、もし、問題間違えたりしたら……?」


「もし間違えたら一問ごとに仕置きだ」


きっとこの皇帝閣下は私に至極素晴らしき拷問器具を試すに決まっている。


「いや……遠慮します。期末テストの前に死にたくねぇ」



「そうか。残念だ。試したいものがあったのにな」


何が残念だ!わざとらしいしょぼくれた顔しやがってコノヤロー!自分の身は自分で守らなきゃ!


私、絶対いつかこいつにローストハム的な何かにされちまうんだ。こいつなら人間一人ローストハムに出来る機械の一つや二つ持ってるに違いない。