「はいはいそこまで！文化祭まで遠くないんだから、ひよこ争奪戦後なっ！」


唯一の救い、アッキー先輩が二人の火花バチバチを止める。この人のオカン力には敬服するわ。


「アッキー先輩サンキュー。生徒会で味方はあんただけだよ。愛してるよ」


「べっ……別に！お前が可哀想とかそんなこと思ってないし！話し合い進めたいだけだもん！」


はいはい。このデレツンアッキー先輩も毎日出てくるから慣れましたよ。


俺様皇帝閣下に鋼の心の幼なじみ、それから人の不幸を楽しむ純真無垢なサドねぼすけ。それに比べたら普段はまとも、照れるとデレツンなんて可愛いもんだろ。


「じゃ、秋仁のご要望だし文化祭の話と行こうか」


今日も賑やかな生徒会室です。うん。会長と春風は面倒だが、最近嫌いじゃないぞ、生徒会。