私は我慢の限界に達して立ち上がる。頭の中は、皆川会長を蹴り飛ばして眼鏡が吹っ飛ぶイメージでいっぱいだ。
……がしかし、先に飛んだのは私の拳ではなく、春風の声だった。
「皆川先輩、ひーちゃんのこと好きだからって俺に先に告白されたくらいで焦ってるんですか?らしくないなぁ。いつものカッコいい先輩どこ?」
…………な、な、な、何言ってんだこいつ!火に油注ぎやがった!
「……阿保か!春風テメェ何を!?」
「だってー、そういう風にしか見えないんだもん。嫉妬してへそ曲げて、わがままな子供みたい。ひーちゃんにはそう見えない?」
すかさず突っ込んだ私に、臆することなく春風はおどけてニッコリ笑う。
なんだ春風、お前は鋼の心かっ!強くなったなチクショー!
……がしかし、先に飛んだのは私の拳ではなく、春風の声だった。
「皆川先輩、ひーちゃんのこと好きだからって俺に先に告白されたくらいで焦ってるんですか?らしくないなぁ。いつものカッコいい先輩どこ?」
…………な、な、な、何言ってんだこいつ!火に油注ぎやがった!
「……阿保か!春風テメェ何を!?」
「だってー、そういう風にしか見えないんだもん。嫉妬してへそ曲げて、わがままな子供みたい。ひーちゃんにはそう見えない?」
すかさず突っ込んだ私に、臆することなく春風はおどけてニッコリ笑う。
なんだ春風、お前は鋼の心かっ!強くなったなチクショー!