……けれどある日の放課後、その時の私の疑問は最悪の形で晴らされることになる。
「ぱーどぅん?聞こえない。ってか聞きたくな……イッテェ!眉間に風穴開くわ!」
その事実にすっとぼけてみたものの、皆川会長の投げた消しゴムが眉間にクリティカルヒット。地味に硬いしイテェな!
「耳の穴かっぽじってもっかい聞いとけ。6月末にデカイイベントがある」
この学校のイベントなんてろくなもんじゃないからしたくねぇ。ブロウズ・フェスタでそれは分かってんだよこっちは。
消しゴムのせいで眉間に風穴が出来かけた私は、不機嫌な顔でデコを抑えて皆川会長を睨む。
すると、皇帝閣下その顔を満足げに見てニヤリと上機嫌に笑い、更なる爆弾を投下する。