朝から鼻歌を歌ってるせいか栞とさゆりに変な目で見られた。
「今日はご機嫌がいいみたいだね」
「だね・・・」
そんなことを話してる。
そんなにおかしいかな?
あたしが教室に入ったら珍しく翔子が居た。
一番最初に気付いたのか、さゆりが翔子に近づく。
「翔子が居るなんて珍しいね~」
翔子の隣の席に座ってさゆりが言う。
「そうだよーどうしたの?」
あたしと栞は翔子の近くにしゃがんだ。
「太陽と喧嘩した」
太陽・・?
あぁー彼氏か。
・・・・・。
ぇ!?
「翔子が!?」
「なんで喧嘩したの?」
さゆりが落ち着いて聞いてる。
「あのね―・・・」
付き合う前から無口ってことはわかってた。でも好きだった。大好きだった。
付き合ってからよく遊ぶようになったし、千可と千可の彼氏とダブルデートするようになった。それで話してくれるようになるかなって思ってた。
なのに・・・全然あっちから話してくれない。
全部、あたしから。
聞いても「うん」とか「あぁ」とか一言しか言わない。
あたし思ったんだよね。
無理に付き合ってるのかもしれない。あっちは・・・本当に好きじゃないのかもしれない。って思ったんだ。
そのことを太陽に話したら何も言わなくて―・・・。
だから今話してないんだ。
―・・・翔子は全部話し終わったら涙を流した。
「本当はそんなこと言いたくなかった。で、でもっ・・・ちゃんと太陽の口から聞きたかっただけなのに―・・・」
翔子・・・。
翔子の気持ち・・・わかるよ。
「辛かったね。でも聞いてよかったと思うよ。翔子は頑張った」
さゆりは翔子の頭を撫でる。
「そうだよ!頑張ったよ!」
栞も翔子に言う。
・・うん。翔子はえらいよ。
「翔子はえらいよ。彼氏に言うの・・・怖かったんじゃない?もう充分だよ」
あたしはそっと翔子を抱きしめた。
「あ、あり・・がっとう」
もう頑張らなくていいよ。
いっぱい泣いてスッキリしな。
・・・あれから何分経ったんだろう。
翔子はやっと泣き止んだ。
「みんなありがと。今日・・・会いに行ってくる」
「うん!頑張れ!」
翔子は走って教室をでた。
「今日はご機嫌がいいみたいだね」
「だね・・・」
そんなことを話してる。
そんなにおかしいかな?
あたしが教室に入ったら珍しく翔子が居た。
一番最初に気付いたのか、さゆりが翔子に近づく。
「翔子が居るなんて珍しいね~」
翔子の隣の席に座ってさゆりが言う。
「そうだよーどうしたの?」
あたしと栞は翔子の近くにしゃがんだ。
「太陽と喧嘩した」
太陽・・?
あぁー彼氏か。
・・・・・。
ぇ!?
「翔子が!?」
「なんで喧嘩したの?」
さゆりが落ち着いて聞いてる。
「あのね―・・・」
付き合う前から無口ってことはわかってた。でも好きだった。大好きだった。
付き合ってからよく遊ぶようになったし、千可と千可の彼氏とダブルデートするようになった。それで話してくれるようになるかなって思ってた。
なのに・・・全然あっちから話してくれない。
全部、あたしから。
聞いても「うん」とか「あぁ」とか一言しか言わない。
あたし思ったんだよね。
無理に付き合ってるのかもしれない。あっちは・・・本当に好きじゃないのかもしれない。って思ったんだ。
そのことを太陽に話したら何も言わなくて―・・・。
だから今話してないんだ。
―・・・翔子は全部話し終わったら涙を流した。
「本当はそんなこと言いたくなかった。で、でもっ・・・ちゃんと太陽の口から聞きたかっただけなのに―・・・」
翔子・・・。
翔子の気持ち・・・わかるよ。
「辛かったね。でも聞いてよかったと思うよ。翔子は頑張った」
さゆりは翔子の頭を撫でる。
「そうだよ!頑張ったよ!」
栞も翔子に言う。
・・うん。翔子はえらいよ。
「翔子はえらいよ。彼氏に言うの・・・怖かったんじゃない?もう充分だよ」
あたしはそっと翔子を抱きしめた。
「あ、あり・・がっとう」
もう頑張らなくていいよ。
いっぱい泣いてスッキリしな。
・・・あれから何分経ったんだろう。
翔子はやっと泣き止んだ。
「みんなありがと。今日・・・会いに行ってくる」
「うん!頑張れ!」
翔子は走って教室をでた。