私は、卒業式の日に


友達・彼氏を失った。






「ただいま・・・」



家に帰るとリビングから話し声が。




「ハア。あの仔はどうして遥と違って・・・」

「仕方ないだろ。産んでしまったものは」

「だからってあなた!!この差はなんなのっ」

「・・・人はそれぞれなんだ・・・諦めなさい」




すぐに誰か分かった。




私のことだ・・・




「お父さん、お母さん・・・」



父と母は娘の存在に気づきあわてた顔をした。