『これ』の始まりは…なんだったんだろう…?


あたし、秋山心愛(あきやまここあ)はクラスでイジメに合っている。
なんでかは分かんない。


ただ、始まりはあたしに発言だったんだろうな…



「あたし、可愛くないもん。」

中学へ入って、仲良くなった3人グループで誰が一番可愛いか、そんな話をしていた。


友達の伊佐野紗里奈(いさのさりな)は、あたしが一番可愛い。と主張を始めた


そんな紗里奈に岸本和歌(きしもとわか)がうなずいた。



「分かるよ!!結構、もう男子の噂の的だよっ!!!」
なんて目を輝かせて興奮する。


すると、クラスで結構カッコいいほうの塩坂爽汰(しおさかそうた)が首を突っ込んだ


「なんの話し中?」


ちょっとにやけモード…。
何こいつw

すると、爽汰狙いの紗里奈が笑顔で答えた。


「ねぇ、塩坂くん。あたしたち3人の中で誰が一番可愛い??」


と聞きだした…。



すると…




「俺的にお前かな?」




爽汰が指さした相手はあたしだった。


「…は?」



おもわず、口から言葉があふれる。


紗里奈と和歌はキャーと叫び出す。



「ほらね!やっぱり!!!」





と紗里奈は喜ぶ。




恥ずかしくて、とっさに出た言葉…。


「あ…あたし可愛くないもん!!!!」





次の日から、あたしはひとりになった。