そして今日、8日目が過ぎようとしている。



さっき買ってきた、お茶とお弁当をテーブルに並べ、食べ始める。



食べ終わり、歯磨きをしてお風呂に入り、一日が過ぎようとしていた。




まだ寝る時間には早い。


「明日の服でも決めようか。」



独り言のように呟き、クローゼットを開けた。



「きゃっ!!」



思わず声を上げてしまった。



小さなタンスの隣にランドセルをかついだ女の子がいた。



小さなボロボロになったくまのぬいぐるみを抱いて


体育座りをしている。


頭には、一年生が被る黄色い帽子を被っていた。



瞬きをして、もう一度見てみると、



もう、その女の子はいなかった…。