「おい、かれん?」



「大地さ、私が来るってわかってるのになんで女の子呼ぶかなぁ」



女の子?



「ちょっとぐらい女好きなおしたら?」



女好き?



ずっとそう思われてたのか?



「まぁー関係ないけどね!あぁっそうだ!!大地に渡したいものがあるの。」



渡したいもの?


「はいっこれ」



かれんは、小さい箱を俺に差し出す。



すこしためらったけど受け取りかれんの顔をみる。



「あ、あのね!昨日大地が私の行く場所わかってたからあんまりサプライズになんないんだけど……









お誕生日おめでと!! 大地」



昨日?



……あぁ、そっか。



かれんは、俺にこれを渡したかったんだ。



だから昨日…



「あ…りがと。かれん…俺っ」



俺は、思いっきり顔をあげた。



けど後悔したんだ。




かれんを見たことに…