「君、1年生?良かったら
吹奏楽部に入らない?」

そう笑顔で言ったあなた。
私にはすごく輝いて見えた…


その笑顔に私は、
恋をしてしまったんだ



私の名前は矢澤ありな

この春、世間的には華々しい
いわゆるJKになった…


顔は自分で言うのも変だけど
可愛いほうだと思う。

身長は163㎝と高い。
これが私の唯一の
コンプレックスだったりする。


悲しいことに私には
恋愛経験が0に等しい!

最終的にはマンガの主人公に
恋をするほどだった。

痛い子?そんなの知ってる。


そんな私は、中学のころから
ユーフォニウムをやってきた。

これでも人並み以上に吹ける。


この星稀高校は、吹奏楽部が
強くてとても有名。

誘われなくても吹奏楽部に
入るつもりだった。

でも、あなたのおかげで
もっと入部が楽しみになった。



部活紹介のときも仮入部も
いつでもあなただけを
まるで人形みたいに
見つめていた…