「早く着きすぎた。」
そんなことをリアルにつぶやいた。
あ~ぁ、暇!!
とにかく暇!!!
周りにはジミ~な感じの子ばっかり!!
後ろにはめがねをかけたいかにもガリ勉!!って感じの子で、
ほかは猫背で本を読んでる子ばっかり。
こんなで学校生活楽しくなるのかな~?


そう思ってた時。
いきなりドアをバンっ!と開けて入ってきた子がいた。
周りの子はビクッとしてドアの方の見た。


教室に入ってきたのは私と似たような感じの子・・・。
私よりひどいかもしれない。
顔は化粧で素顔がほとんどわからないほどにしてて、
スカートももう履いてないも同然の長さで、
髪の毛はピンク!


私みたいなのがいると思ってたら、
その子は私の方に向かってきた。
何々~~??
私あんたになんかやった?
内心ビクビクしながら見ていた。


「あんた、名前は?」

「榎怜だけど?」

「私は瑠依。よろしくね」


はっ!?
もしかして同じクラス?
私はそう思って聞いてみた。


「もしかして同じクラス?」

「そうだよ。」


まぢですか・・・。
よりにもよって同じ感じの人がいるなんて。
私はうれしかったけど、ちょっと嫌だった。
だってさっきからみんなの冷たい視線が突き刺さるから。
すいませんね、こんなのがいて!!


でも楽しい高校生活が送れそうでよかった。