「じゃあ、今日はお疲れ。
これからがんばってね」
「はい」
店長に挨拶をして、外にでようとした。
「鏡花!」
誰かに呼び止められた。
夏輝だ。
「あたし、先に帰っとくね」
菜穂は行ってしまった。
「何?」
あたしは、少し冷たくそう言った。
今更何か話すことなんてある?
「ちょっと来て」
夏輝はぐいぐいと、あたしの手を引っ張る。
「ねえ、ちょっと痛いって」
そう言ってるのに、気にとめる様子もなく、外にでた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…