キレイに輝く宝石のついた指輪。
いつかもらったものとは大違い。


「どうぴったりだろ!?」


誇らしげに笑う彼を前に、
あたしの目には、勝手に涙があふれた。
止まんない。



「うれしい?」


「うん、すっごく
ありがとう」



「もう、そんな泣くなよ」


「だって…」


あはは。


笑いながら優しく抱きしめてくれる。