「鏡花、誕生日おめでとう」 「ありがとう」 「鏡花、目閉じて!」 「えっ!?」 「良いから良いから」 「うん…」 言われるがままに目を閉じた。 「はい、もう良いよ」 目を開くと、あたしの左手の薬指に指輪が光ってた。